国連とセレブリティ

454号のスペシャルインタビューはケイト・ブランシェットです。女優としてオスカーを始め様々な賞を獲得している彼女ですが、UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)の親善大使としても活躍しています。実際安全保障理事会に出席し、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャへの支援を訴えたり、ウクライナ支援のための寄付を呼びかけたりしています。


ケイトだけではなく、国連親善大使になっているセレブリティは少なくありません。例えば、「ハリーポッターの」という説明も必要なくなったエマ・ワトソンはUNウィメン親善大使として、ジェンダーについてのスピーチをしたこともあり、フェミニストとして、またLGBTQ当事者への支持など積極的な発言をしています。


「エブエブ」でアジア系女優で初めてオスカー主演女優賞を手にしたミシェル・ヨーも実はUNDP (国連開発計画)の親善大使。彼女は“人と地球を大切にするために、ジェンダー平等を中心に据える必要がある”と主張しています。


デヴィッド&ビクトリアベッカム夫妻は、デヴィッドはUNICEF、ビクトリアはUNAIDSの親善大使に なっています。このように、欧米には「ノブレス・オブリージュ(身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという道徳観)」があるためか、社会にコミットするセレブリティが多くいます。一方国連は彼ら彼女らの知名度と発信力を生かし、広報をしていくという双方の思惑によるものではありますが、世間の関心を集めて前進させるのは良い方向です。


アジアでは韓国のBTSがこれまでに国連総会で3度スピーチをしています。全世界で熱狂的なファンを持つ彼らのメッセージが世界に響くことを期待したものと言えます。実際、2018年世界の若者に向けた「自分自身を語ろう」というメッセージは大きな反響がありました。


日本では黒柳徹子さんがUNICEF親善大使として長く活動をされています。彼女の活動は本当に素晴らしいのですが、 早く日本の若い世代がメッセンジャーとして活躍する日が来てほしいものです。


エマ・ワトソンが表紙の267号札幌ならばあるはず… ミシェル・ヨーが表紙の449号と合わせてお問合せください。 その場でお渡しできなくても、後からご用意できます。 お気軽にお問合せください★

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