北海道の気候変動

年々暑くなる北海道ですが、2019年札幌管区気象台のデータによると、1898年から2018年のおよそ100年間で約1.6°Cも気温が上昇しています。直近10年間で降雨量は平均を大きく上回り、短時間に激しく降る雨、いわゆるゲリラ豪雨は統計を取り始めた1979年~1988年の10年間と比べ2009年~2018年は約1.7倍の発生回数となっています。また、最近湿度が高いと感じられる天気も続いていますが、実は札幌の湿度は意外なことに東京より高いくらいなのです。ただし蒸し暑さの基準である不快指数は気温と湿度から算出されるため、気温上昇が不快感を増す要因となっているようです。


今年の6月下旬には雨が続き、特に旭川は川が氾濫し住宅や農地に被害をもたらしました。これはラニーニャ現象により梅雨前線が北海道まで押し上げられたのが原因です。 これにより本州では史上最短の梅雨明けになりましたが、通常消滅する梅雨前線が北海道まで上陸することになりました。今後北海道でも「梅雨」が当たり前になるのでしょう か。


380号はスウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥーンベリが表紙。 彼女が2018年にたった一人で始めた「フライデーフォーフューチャー」 今では150か国以上で抗議行動が行われています。


日本では2019年に「フライデーフォーフューチャージャパン」が発足。 先日の参院選では「#気候危機も選挙の争点に」を合言葉に、各党代表者との討論会を開催しました。この討論会には参加していない 自民党の圧勝に終わりましたが、選挙公約にあった「脱炭素」社会の実現はぜひ行っていただきたいものです。


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