ロシアによるウクライナ侵攻から1年。当初の見込みは大きく外れ、いまだ収束の道筋も見えないどころか、先端武器の相次ぐ投入は更なる戦争長期化をももたらしかねない状況です。この戦争は、世界各国のエネルギー問題へと直結し、ロシアの天然ガス頼りだった欧州はもちろん、ここ日本でも電気代の高騰が相次ぎ、SNSではオール電化家庭での阿鼻叫喚の様子が連日投稿されています。
そんな中2月6日から経産省電力・ガス取引監視等委員会の「料金制度専門会合」では、 北海道電力が訴えた値上げが妥当かどうかの審査が始まりました。燃料費の高騰による供給コストが大きく上昇していることを理由に平均34.87%の値上げを求めており、4か月ほど審査がかかる予定です。燃料費高騰と円安を背景に値上げやむなしという面はありますが、一方再稼働に見通しの立たない泊原発の関連費用を値上げ率の算定に盛り込んでいる点について疑問視する声も挙がり、値上げ幅の圧縮にどう影響するかが焦点となりそうです(2/7北海道新聞WEB)。
北海道における再生エネルギーは、水力・風力・太陽光でポテンシャルが全国1位と言われています。2021年の電力需給データにおいて、北海道電力他3電力エリアでは自然エネルギーの割合が年間電力需要量の30%を超えています。もちろん安定供給のための開発にはまだまだ課題も多くありますが、海外要因に頼らないエネルギーの導入は急がれるべき問題です。
環境問題と言えばグレタ・トゥーンベリが表紙の380号。既に完売ですがさっぽろにはまだあります!最近もドイツの炭鉱を巡る抗議活動で警察 に一時拘束されたり、と彼女の行動力は健在です。個人的にはこの号のシェア本屋さん特集も面白いです。委託先のSeesawBooksさんも、シェア本屋さんの一つでもありますし… 。
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